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FP相談所
資産の分散・形成〜


今回はFPらしく資産運用についてお話しようと思います。
ファイナンシャルプランナーが資産の相談を受ける際、通常3つのポケットを作ることを提案します。(正確にはライフプランやファイナンシャルゴールといったものがありますが、今回は割愛します。)

3つのポケットとは、貯蓄用のポケット 資産取引ポケット 資産形成ポケットのことをさします。


貯蓄用のポケットとはすぐに換金できるお金のことです。ただし、通常の貯蓄とはいっても単なる貯金ではなく、定期預金やMMF・短期公社債投信といったリスクの低い換金性の高い金融商品に投資することです。

資産取引のポケットとは主に資産を増やすために行う積極的な投資です。簡単にいえばハイリスク・ハイリターンの投資です。例えば個別銘柄の株式の購入や外貨預金、短期の株式売買です。
このポケットで重要なことはあらかじめ損を覚悟しておくことです。また投資額も予定した範囲内で行うことも重要となります。

資産形成ポケットとは文字通り資産を確実に増やしていくものです。リスクをなるべくさけ、長期的な運用を通しておこなう投資です。例えば、長期間での複数の株式保有や不動産投資・生命保険などです。

これらのポケットを決める上で重要なのが資産取引ポケット以外は、資産は長期保有かつ分散を行うことが重要となります。

資産取引ポケットは簡単にいえば、宝くじやパチンコのようなギャンブル的要素を含むものです。ですから、予定した範囲内で定期的に行うことによって平均して利益を稼ぎだす必要があります(これをドルコスト平均法といいます。)

ただそれ以外のポケットでは、リスクをできるだけ避けなくてはいけません。

貯蓄用のポケットでは、それに加え換金の容易な金融商品を選ばないといざというときに役に立たなくなってしまいます。

ですから、実質的に資産を増やしていくポケットは資産形成ポケットとなります。資産形成ポケットでは、確実に資産を増やしていくために、長期的にそして、分散して投資を行うことが重要となり、それに基づいた綿密な情報収集と分析が大事になってくるのです。


3つのポケットの資産分配の割合としては、貯蓄用ポケットは3割から4割、資産取引ポケットは1割から2割、資産形成ポケットは4割から5割程度が理想となります。

私自身は主に不動産が専門分野ですので、基本的に資産形成はアパート経営や貸家などの賃貸経営をすすめていますが、FPの立場から言えば、それだけに資産をすべて投資することは非常に危険だと思います。不動産投資は、投資額が大きく基本的に景気の波に左右されやすく、税金も株式や国債などよりも高いものです。また不動産業者や建築業者の手腕で大きく変わってきますので、軽い気持ちでの投資は絶対に控えた方が無難です。必ず、リスクヘッジ(リスク回避)として株式や国債といった資産投資と併用して、長期的に資産形成を行った方が結果として成功する場合が多いようです。

生命保険や定期預金のみを重点的に投資するのも資産形成としては、オススメできません。生命保険の場合、基本は病気や死亡後の本人若しくは家族の保障を主軸においているため、リスクの分散としての評価は高いですが、資産を増やすための手段としては、非常に効率の低いものです。たまに複数の生命保険に加入されている方がいらっしゃいますが、受け取る額よりも支払っている方が多い場合がほとんどです。
定期預金の場合でも今までは、元本保証が際限なくありましたが、1000万円までしか認められないペイオフが始まるため、資産保全の意味はなしませんし、超低金利の時代に定期にしても資産を増やすことにはなりません。

資産を運用する秘訣はリスクを的確に把握し、さらに資産を分散し、そして長期的に保有することが基本です。その中で自分が目標とする資産形成(例えば資産を2倍に増やしたい・資産から発生する利子や利益で生活したいなど)をイメージしながらポートフォリオ(器)を組んでおけくことが重要となるのです。

ただ、資産投資はお金持ちのみが行うものではありません。むしろ、普通のサラリーマンや自営業者が積極的に行わなくてはならないものです。

現在、年金問題や消費税・所得税の上昇、リストラに対する不安は大変大きなものとなっています。
実際問題として、過去のような恩恵にあずかることはまずないということはご承知だとおもいます。
ですから、自分なりに資産を形成する(増やす)方法を見つけてください。自分にあった投資手段を見つけることで少しは将来に希望がもてるかもしれません。


ちなみに私は株式などの投資はほとんど専門知識はありませんのでFP協会のサイトで詳しい方に相談してみてください。