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                                 FP相談所

                              

ここ2・3年の間に不動産投資や国債・株式といった投資分野での投資がブームになっています。
その原因はなんでしょうか。今回はこの原因についてご紹介します。


○環境の変化
4・5年前はIT関連をはじめとする大きな起業ブームがありました。起業すればだれでも儲かる、すぐ成功するといった情報が多数ありました。
去年からまた、この傾向が出始めています。
起業まで考えてはいないが、何かをしてお金を儲けたい、そんな考えをもつ人が最近投資に興味を持ち始めています。

また、銀行に預けてもほとんど無償で預けているようなものです。老後の大事な資金である年金ももらえるかどうかさえ分からない。その結果、国債や他の投資分野にお金を投資する方が増えてきています。

投資環境も変化しました。特に株式市場ではインターネットによる自由化に伴い、自宅や仕事場にいながらでも取引ができます。携帯でも動向をチェックすることができます。各銀行でもさまざまなスタイルの金融商品をそろえています。
最近では、映画やゲームなどに出資するファンドなんかも出てくるようになりました。不動産分野でもJ−RIETという不動産投資も始まっています。幅広い分野からさまざまなスタイルの投資ができるようになりました。


○投資ブームのおおきな原因とは
それでは投資ブームがはじまった要因とはなんでしょうか。投資環境の変化ももちろんですが、最大の要因はサラリーマンの総所得の激減です。5年ほど前までは生涯にもらう総給与所得は退職金・年金も含めて全体で3億2・3千万円ぐらいありました。
それが、平成15年度、平成17年年度の調査では総所得が2億8千万円ちょっとしかないとの試算がでています。
単純にいって4千万円ぐらいの総所得の目減りとなります。

また、生涯経費についても基本生活費や教育費居住関連費、保険費用を含めると、3億4・5千万円はかかります。
単純に計算しても約6000万円からの赤字となります。
この赤字部分がでることをなんらかの形で知っている、若しくは感じている方が積極的に投資を行っている場合が多いようです。
サラリーマンでは、これから先において終身雇用や年功序列による給与のアップは見込めなくなってきています。
年齢に関係なく固定給による給与になるとさらに現状は厳しくなります。
最近、よく聞く「サラリーマン大家」「サラリーマン投資家」などは、それらを見越して先行投資を行った方の代表例です。


あとこれは、私個人の見解ですが、今からの時代は単純労働から知的サービス業へのスピードが速くなると思います。
多分10年以内には外国の労働者をドイツをはじめとした欧米のように言葉は悪いですが「輸入」する形をとらざる終えなくなります。それによって日本人労働者の多くは知的労働への移行を迫られることになります。事実アメリカでは約40%が知的サービス業へに従事していることからも分かると思います。


老後になってから「どうしよう」と悩むより、将来のためのライフプランの設計を今からでも計画しておくことが大事です。